続 カイロ・ケアの目的2 

ある方が腰痛を起こしたとします。その時の西洋医学と従来のカイロプラクティックの考え方と治療法を比べてみましょう。

 西洋医学(主に整形外科)
(考えられること)
椎間板ヘルニア、椎間関節症、変形性腰椎症、分離症、すべり症、脊柱菅狭窄症などの、レントゲン検査、MRI、造影法などによる画像診断が診断の決め手。そして、このような「構造的な異常」が、痛みの原因であると考えられています。
(治 療)
投薬、電気治療、手術、牽引、湿布

 従来のカイロプラクティック
従来のカイロプラクティックや整体術は「骨盤の歪み」や「背骨のズレ」そして「歪み」が脊髄神経を圧迫し、痛みの原因になっていると考えています。それを証明するために、レントゲン分析やMRIの画像診断をおこなうようになりました。
(治 療)
動きの悪い関節に対して、正常な動きを取り戻させるように、「身体をひねる」、「後ろから押す」などの強い刺激を加える。

お気づきのように、「西洋医学」と「従来のカイロプラクティック」では、画像診断を基本としていることは同じなのです。
治療方法が異なるということだけで、「痛みの原因は構造的な変化のためにおきる。」と、治療への考え方はや目的はあまり変わらないことがわかります。
でも、それが本当にカイロプラクティックでしょうか?・・・続く