プライバシー

最近、急な症状を訴える患者さまが2人いらっしゃいました。1人は強い腰の痛みで、もう一人は両手のしびれを訴えておられました。
「何かきっかけになるようなことはありましたか?」と、尋ねると、二人とも特に考えられようなことはなく、気がついたときには始まっていたということでした。
お話しを聞いていると、お二人に共通することがありました。それは、リホームのまっただ中ということでした。自分の家でありながら、他人が家を我が物顔で出入りしていて、プライバシーがないということでした。
そういえば過去にもそういうことをおっしゃる方がありまして、ひどく体調をくずされたことを思い出しました。
こういうときに心身条件反射療法が効果を発揮します。心が適応できなくなると、身体には様々な反応が現れます。痛みやしびれであったり、アレルギーもその一つだと考えられます。
中越地方の地震にあわれて、避難所生活を余儀なくされていらっしゃる方々には、プライバシーもありません。心のケアが必要になってくることでしょう。一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。