脚の付け根の痛み

70代女性が左脚の付け根の痛みを訴えて来院されました。この痛みは2日前から突然始まり、階段を昇るときや「足踏み運動」をするときに鈍い痛みがあるということでした。
Cー3000コンピュータ・サーモグラフィでは、左骨盤と腰椎の上部に異常を示していました。股関節と膝関節に対して、整形外科的検査と神経学的検査をおこないましたが、股関節の動きや可動域に特に問題はみられませんでした。
大腿四頭筋と内転筋群の筋力検査では、少し弱化がみられました。腸腰筋、特に腸骨筋の筋力検査では、かなりの弱化と強い圧痛と関連痛がみられました。
アクティベータのメソッドに従って、ベーシック・ケアをおこない、アドバンス・ケアとしては腸腰筋、特に腸骨筋にターゲットを絞って調整しました。
20分の休息後、C-3000のグラフはストレートラインで、カイロプラクティック・ケアの成功を表しています。腸骨筋の筋力検査も強くなり、「足踏み運動」をしていただいても痛みはなくなりました。