じゃこ

関西地区では比較的乾燥させたものを「ちりめんじゃこ」、関東地区で半乾きのものを「しらす干し」と呼んでいたそうです。
今ではその区別は曖昧で、地方による方言のようなものとなり、「しらす干し」と「ちりめんじゃこ」はどちらも同じ意味を指す言葉として使われることが多くなりました。
関西方面では「ちりめんじゃこ」以外にも「おじゃこ」、「じゃこ」、「じゃこさん」とも呼ばれ、少し砕けた表現で使われています。
「じゃこ」はカルシウム補給の代表的な食材として挙げられることも多く、「ちりめんじゃこ一つまみが牛乳200ml一本分」と表現されることもしばしばあります。
「じゃこ」は頭から尻尾まで魚を丸ごと摂取できるため、栄養分も豊富で、ビタミン、カルシウムをはじめ、鉄、リン、タンパク質など豊富な栄養素を吸収できる貴重な食材と言えます。
「じゃこ」は牛乳よりもカルシウムを吸収できますから、小さなお子様から年配の方も積極的に摂りたい食材の一つです。
「じゃこ」はごはん以外にも「だし巻玉子」がお薦めです。「じゃこ」をたっぷりと加えると、「じゃこ」の出汁でとても美味しくなります。
その他、酢の物もお薦めですね。酢と「じゃこ」は相性が良く、酢の物に加えると「じゃこ」の旨みがおいしさを引き立てます。
その他、定番のちりめん山椒、佃煮、炊き込みご飯、ちらし寿司、サラダ、冷奴、かき揚げなど、たくさんの楽しみ方がありますね。旬のものを味わうのが一番です。