客観的に判断

初期集中ケア段階を終えた患者さまで、「痛みがなくなったのに、どうして来ないといけないのか?」と、おっしゃる方があります。
初期集中ケア段階を終えると、当初の痛みは消失するか軽減します。これを治ったと考えるには、まだまだ早すぎます。
痛みがなければ、体のどこにも異常がないというわけではありません。「痛み」というものは、身体の状態が悪くなってから最後にくる警報装置ともいえるものです。
火事にたとえると、初期集中ケアではこの警報装置を止めたに過ぎません。火元の消火が不十分な状態だといえるでしょう。
火が大きくならないように、また飛び火しないようにするためには、次の再構築ケア段階にステップアップする必要があります。
そうすることで、「火事」がおきないような身体作りをすることができます。当院ではそのためのケア期間とケア間隔を、コンピュータ式C-3000のデータを基にしています。
C-3000では、「神経のはたらき」を観察しながら効果的なケアをおこなうことができます。神経のはたらき改善して背骨のバランスを整え、抵抗力を高めて健康を維持することができます。