アスパラガス

アスパラガスがおいしい旬になりましたね。アスパラガスは、「茎と葉が非常に細かく分かれている」という意味です。アスパラガスが日本には江戸時代に伝わりました。
しかし、食用として栽培されだしたのは、明治時代以降と言われています。一般 家庭で広く定着したのは昭和30年代で、比較的歴史の浅い野菜です。
アスパラガスには、アミノ酸の一種のアスパラギン酸といううまみ成分を多量に含んでいます。アスパラガスにはカロチン(ビタミンA)が含まれ、病気に対する抵抗力を高め、感染症から身体を守ります。
またアスパラギン酸は新陳代謝を促すとともに、タンパク質合成を高める効果 があり、疲労回復や滋養強壮に役立ちます。
アスパラガスの穂先部分にはルチンという成分が含まれ、血管を丈夫にし、高血圧や動脈硬化の予防にも効果 があり、また利尿効果もあります。
アスパラガスはカロチン、ビタミンC、ビタミンEを同時に摂取することができ、抗腫瘍作用もあり、また赤血球をつくるために必要な葉酸を含んでいるため貧血にも効果 があります。
白米やパン、そして白砂糖などの精白された糖質食品を多く摂ると、ビタミンB1が消費されてしまいます。ビタミンB1を多く含むアスパラガスは、そんな方々に貴重な野菜となることでしょう。