カフェインの影響

今日は、定期的にメンテナンスで来院されている 50代の女性のお話しです。もともと、彼女は腰痛でいらっしゃいました。
「どのあたりが痛みますか?」と、軽く触れただけなのですが、「イタタタターッ!」と、尋常ではない痛がり方をされました。筋肉の緊張は強くて、全身がゴリゴリの状態でした。
現在はその痛みからも解放されて、痛みのない生活を送っていらっしゃいます。しかし、変わらないのは「肩と首の極度のこり」です。
当院では「食生活のアドバイス」として、「生水を飲むこと」と「カフェインを減らすこと」を推奨しています。
彼女は1日にコーヒーを何杯も飲む方で、以前からアドバイスはしてきたのですが、「はい、はぁ~い。」という感じで、真剣には取り扱ってもらえませんでした。
前回いらしたときに、極度の疲労感と筋肉の強い緊張がみられたので、副腎に関わる筋力検査をおこなって評価してみました。
「かなり影響を受けておられるようですねぇ。次回までカフェインの摂取を控えてみませんか?」と、提案すると、さすがに今回は受け入れていただけたようでした。
そして、今日の来院で再評価すると、前回の反応は消えていました。それに加えて筋肉の緊張は鳴くなり、女性らしい柔らかで弾力のある筋肉に変わっていました。
社団法人 全日本コーヒー協会のHPによりますと、カフェインの主な機能には、次のような作用があるそうです。
覚醒作用、血管拡張作用、交感神経刺激(基礎代謝促進)、胃酸分泌促進作用、利尿作用などで、私は「交感神経を刺激する作用」について注目します。
交感神経を刺激することで、活発に働くことはできるでしょうが、本来、身体を休まさなくてはいけない夜間には「悪影響」だということです。
コーヒーを飲むことで良い効果も得られるのですが、その量と時間帯が問題だと言えるでしょう。毎日、1日中飲み続けてらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
カフェインはコーヒーや紅茶以外にも、緑茶や抹茶にも含まれています。ほうじ茶にはカフェインが含まれていませんので、身体にもやさしいですよ。