顎関節の痛み

70代女性が、右顎関節の痛みを訴えて来院されています。この痛みは歯科での治療を受けてから始まったそうで、口を開けたり閉じたりすると、痛みと不快感があるということです。
アクティベータ・メソッドにてカイロプラクティック・ケアをおこなって、顎関節に対しても詳細な分析とケアをおこないました。
この患者さまは、顎の痛みを数週間にわたって訴えられていましたので、構造的なことも考えられますが、感情の面からのアプローチも考えてみることを提案しました。
快く了解を得られましたので、心身条件反射療法の「緊張パターン」と「リラックスパターン」の特定おこないました。
「緊張パターン」は「歯科での治療の光景」で、「リラックスパターン」は「歯科医にすべてを任せて良い治療を受ける」ということでした。
患者さまからからは「どういうスケジュールで治療をおこなうのか?」「歯医者さんからのしっかりとした説明がない。」などと、歯科医に対しての不満がありました。
ですから、歯科医と良好な関係が結ばれていないのではないか?と、「人間関係」での「緊張パターン」があらわれるだろうと予測していました。
「緊張パターン」と「リラックスパターン」を切り替えた後に、「歯科での治療の光景」をイメージしていただいても、「緊張パターン」はみられなかったので、今日のケアを終えました。
そして、先程お電話をいただきましたところ、「夕食のときに痛みがなく、食事をすることができました。」と、喜びの声を聞くことができました。
再発性の症状は、さまざまな感情が絡んでいることがよくみられます。心身条件反射療法はそのようなときに、大きな効果を得ることができます。