バレーボールで痛めた左膝

50代の女性が左膝の痛みを訴えて来院されました。この痛みは、バレーボールのプレー中にジャンプをして、着地したときに激痛が走ったということでした。
サポーターでごまかしながら続けてプレーをし、その後の飲み会まで参加して一晩中騒いでいたという強者です(^_^;)
翌日、膝の腫れはなかったのですが、強い痛みがあったので、念のために総合病院でレントゲン検査をおこなったということでした。
ドクター 「骨には異常はないですよ。」
患者さま 「どこが悪くて痛みがでているのですか?」
ドクター 「肉離れですね。」
このときに痛んでいる膝への触診は一切なしで、数枚のレントゲン写真のみで診断されたということで、「触りもしないで何がわかるのか?」と、不信に思ったそうです。
当院では、コンピュータによる皮膚温度差分析、筋肉の神経反射検査、姿勢分析、そして当たりまえですが、筋肉を直接触ってその状態を分析しました。
これらの検査でわかったことは、太腿の前にある筋肉が上手にはたらいていないことで、そのために「膝の曲げ伸ばし」や「脚で支える」ができにくくなったということです。
そして、この筋肉をコントロールしている腰からの「神経のはたらき」が、充分でないということがわかりました。
当院でおこなうカイロプラクティック・ケアは、一般的にイメージされる「ボキボキ」のスタイルではなく、アクティベータ・メソッドという振動器具を使う方法です。
この方法では、腰や骨盤を捻ることなく「神経のはたらき」を調整することができますので、怪我をされた患者さまには特に喜ばれています。
この患者さまへの「神経のはたらき」と「太腿の筋肉への調整」を終えて、ベッドから降りて立っていただきました。
 私   「いかがですか?」
患者さま 「しっかり立つことができます。曲げてもほとんど痛みません。」
このように、カイロプラクティックでは「病気やケガの診断」をするのではなく、「何が身体の不調をもたらしているのか?」を、様々な角度から分析します。
そして、不調の原因がわかると、カイロプラクターは全身全霊を傾けて、患者さまにアプローチしていきます。
スポーツをされる方々には、怪我への対応はもちろんのこと、パフォーマンスの向上にもカイロプラクティックは有効です。