旬の味覚「温州みかん」

寒くなってくると、足もとがぽかぽかの「こたつで食べるみかん」の甘酸っぱさは、格別のものですね。「こたつでみかん」は、冬の定番です。
みかんには「有田みかん」や「愛媛みかん」などいろいろありますが、これらはどれも「温州みかん」のことを指しています。
温州みかんには、様々な品種があるということですが、それらの品種名ではなくて、地域の名前を「ブランド名」として販売されていることが多いようです。
昔から「風邪の予防には”みかん”」とよくいわれていますが、これは豊富なビタミンCや「シネフリン」といった風邪の予防に有効な成分が多く含まれているためです。
その他、ビタミンAやクエン酸、食物繊維などが多く含まれています。実の袋にある「白い筋」には、動脈硬化やコレステロール血症に効果があるとされています。
また、京都府医大とその他との共同研究では、次のような効果が報告されています。
・毛細血管を強化し、血管透過性を抑える働きがある。
・血中コレステロール値を改善する。
・血流を改善する。
・抗アレルギー作用を持ち、アトピー性皮膚炎を改善する。
・発がん抑制作用がある。
美味しい温州ミカンは、外皮をむいたときの「爽やかな香り」と「バランスのとれた甘さと酸味」が最高ですね。