太腿の痛み
30代の男性バドミントン選手が、両側の太腿内側の痛みを訴えて来院されました。この痛みは前回のケア時にもおっしゃっていた痛みでしたが、通常のカイロプラクティック・ケアをおこなった後、様子をみていただくことにしていました。
コンピュータ式サーモグラフィTyTron C-3000で検査をしてみると、太腿内側に関わるような箇所に問題はなさそうでした。TyTron C-3000で検査をしても、すべてのトラブルを映しだすわけではありません。
患者さまがお困りの症状については、いろいろな検査を加えた上で、「何がトラブルの原因なのか?」を調べることは、西洋医学やカイロプラクティックも同じです。
当院でおこなうアクティベータ・メソッドによる検査に加えて、アプライド・キネシオロジーによる筋肉反射検査をおこなうと、両側の太腿の前内側にある「内側広筋」という筋肉にトラブルが見られました。
この筋肉は腰からの神経が関係していますので、腰について入念に検査をおこないました。しかし、腰には「神経のはたらき」にトラブルを起こしているような箇所は見あたりません。
そこで、アプライド・キネシオロジーの「神経とリンパ反射」の関係を検査すると、大きな反応がみられましたので、リンパ反射のケアをおこないました。
ベッドから降りていただいて、ケア前に痛んだ姿勢をとっていただきましたが、まったく痛むことはなくなって、正常な動きができることを喜ばれていました。
どういったことがトラブルの原因なのかがわかれば、ケアは的確に進んでいきます。ケアの計画もたてることができますので、「ケアの回数やペース」もお伝えすることが可能です。
闇雲に薬を処方したり、手術をするお医者さまはいないでしょうし、「とりあえず・・・」と、手当たり次第に身体を調整する正規のカイロプラクターもいません。
お近くのカイロプラクターは、一般社団法人 日本カイロプラクターズ協会までご相談下さい。また、アクティベータ・メソッドを用いるカイロプラクターをお探しの方は、アクティベータ・ネットワーク・ジャパンへご相談下さい。