歯ぎしり

いつもは火曜日と土曜日にブログの更新しているのですが、ブログのテンプレートの状態が悪く、昨夜はその対応で時間がなくなりました。今日はお休みなのですが、勉強したいこともあってオフィスに詰めていました。

さて、この春大学を卒業し、就職先の研修前に体調を整えようと、社会人1年生の青年が来院されました。彼は、私がインターンをしていた頃からの患者さまで、小学生の頃から彼の健康管理のお手伝いをさせていただいていました。

「こんにちは」と、大きな身体を揺すりながら、恥ずかしそうに笑顔で久しぶりに来院された彼は、幼い頃と全然変わらない笑顔でした。彼を見ていると、「大人になったねぇ。」と、自分が親戚のおじさんになったような気分でした。

  私  「今日はどうしたの?」

患者さま 「特に自覚症状はないんですが、歯ぎしりが酷いと母が言ってました。」

  私  「ちょっと触らせてね。」と、首と肩を触るとガッチガチでした。

患者さま 「肩こりの自覚もないんですけど・・・」

  私  「じゃぁ、身体が上手く働けているか調べてみましょう。」

コンピュータ式サーモグラフィ TyTron C-3000で、背骨を挟んだ両側の皮膚温を調べてみると、首と背中のジョイント部分そして、腰と背中のジョイント部分に大きなトラブルが見つかりました。

ベッドにうつぶせで寝ていただいて、アクティベータ・メソッドのプロトコルに則ってカイロプラクティック・ケアを進めていくと、凝り固まった筋肉がみるみるうちに柔らかくなっていきます。

久しぶりのカイロプラクティック・ケアで緊張気味の彼でしたが、ベッドから降りるときには身体も表情も柔らかくなっていました。

患者さま 「身体が温かくなって、眠くなってきました。」

  私  「ずーっと頑張ってきたから、リラックスできるようにしました。」

この就職難の時代、彼のように毎日が緊張の連続で、リラックスできない状態ですと、眠っている間でも身体の力が抜けなくなってしまいます。カイロプラクティックでは、これが歯ぎしりの根本原因だと考えています。

歯医者さんでは個人にあわせた「マウスピース」を使って、歯ぎしりによる「歯の摩耗」を防ぐことはしてくれますが、ここでは歯ぎしりの原因を取り除けるわけではありません。

歯ぎしりをされる方は、朝起きたときに「肩が凝る」や「腰が痛い」などと訴える方も少なくありません。このときに「枕があっていない」とか、「布団やベッドが悪い」などと考えがちです。

こんな時は、先ずはカイロプラクティックで、ご自身の身体をチェックされることをお薦めします。本来の身体を取り戻すことで、快適な生活を送ってみませんか?