旬の食材「わかめ」

3月も終わろうとしていますが、いつまでも寒い日が続きますね。今日も2月下旬並の気温だったそうです。こんな時は、体調を崩しやすくなりますので、皆さんご注意下さいませ。さて、今日は久しぶりに「食」についてです。

この時期の旬の食材の一つに「わかめ」があります。私たちのご先祖さま達は、「わかめ」には血液を浄化したり、血液をサラサラにして流れをスムーズにする作用があることを、昔からの経験で知っていました。

現在、「わかめ」の栄養成分に関する研究が進んで、その驚くべきパワーが少しずつ明らかにされ注目を集めています。高血圧を下げたり、血液をサラサラにする効果があるといわれる食物繊維や、抗がん作用を持つフコイダンやヨード、体の調子を整えるミネラル、ビタミンなど体に良い成分が「わかめ」には豊富に含まれています。

日本人は世界で一番海藻を食べる民族といわれていますが、最近では「わかめ」は感染症予防や抗がん作用をもつことか、「海の野菜」と呼ばれて注目を集めています。

「わかめ」は日本全国に分布していて、潮の低い海域からやや深いところにかけての岩礁の上に生活していますが、現在はほとんどが養殖によって生産されています。私たちが1年間に食べる「わかめ」は約10万トンといわれています。

「わかめ」の主な効果は、以下の通りです。

・ 血中コレステロール値を下げる。
・ 血液をさらさらにする。
・ 血糖値を下げる。 
・ 排泄を促進する。
・ 動脈硬化を防ぐ。
・ 脳卒中や心筋梗塞を防ぐ。

これからの季節、わかたけ煮は定番料理です。その他にも、オクラ、ひじき、わかめ、大葉、玉ねぎなどの、「ネバネバ海藻サラダ」も、ごまドレッシングで美味しくいただけますね。