続 肩こりからくる頭痛

前回の続きです。

彼女の頭痛は、首~肩の筋肉が緊張して起きるもので、一般的には「肩こりから起きる頭痛」として知られています。カイロプラクティックでは、筋肉が緊張する原因を「神経のはたらき」のトラブルだと考えています。

「神経のはたらき」がトラブルを起こす原因は、「ケガや事故」「偏った栄養や薬」「気圧や気温の変化」、そして「精神的ストレス」があげられます。

心身条件反射療法では、「精神的ストレス」に着目して、不調からの回復を図ります。彼女には、「こころ」と「からだ」との関係性にターゲットを絞ってケアを進めることにしました。

頭痛の原因となる要素を絞り込む検査をおこなうと・・・

*「五感」      視覚→人
*「ジャンル・分野」 家族関係
*「時系列」     常に

という反応が見られました。彼女にそのことを伝えると、娘さんとの関係が良好ではないようで、顔を見るだけでイライラ感があって、家の中でありながら、リラックスできないということでした。

心身条件反射療法では、一つのパターン化した「こころ」と「からだ」の関係性を「緊張パターン」と呼んで、身体の不調を起こす原因だと考えています。

この「緊張パターン」を「リラックス・パターン」に切り替えることで、ストレスに感じていたことが、ストレスに感じなくなります。これが、本当の「ストレス解消」です。

彼女の「精神的ストレス」が解消されたことで、慢性的に続いていた「肩こりと後頭部から側頭部にかけての頭痛」はなくなりました。そして、娘さんとの関係も良好なものとなって、穏やかに生活されています。