右親指の痛みとグラグラした感じ

40代女性が、右親指の痛みとグラグラした不安定感を訴えて来院されました。この痛みは2~3年前からあったということですが、昨年の暮れから強く痛みだしたそうです。

整形外科では「バネ指」との診断で、親指の付け根に注射を受けたということで、その時には幾分か楽にはなったそうですが、手術を薦められているとのことでした。

触診をしてみると、指先は曲がったままで、指を伸ばすと「カクン、カクン」と音が鳴って痛みを伴います。親指全体に正常な筋肉の緊張はみられず、筋肉が痩せてしまったようにも思えるほどでした。

 私  「なぜ、この状態になっているかを調べていきましょう。」

患者さま「原因はバネ指じゃないんですか?」

 私  「それはお医者さまがつけられた診断名であり、病名ですよね。
     病名はその状態を示しているに過ぎないんですよ。」

ということで、整形外科的検査とカイロプラクティック検査を入念におこなって、この患者さまにカイロプラクティックが適応するのかを調べていきました。

そして、アクティベータ・メソッドによるカイロプラクティック・ケアをおこない、親指を伸ばしても痛みがないことを確認していただいて、初回のケアを終了しました。

3回目のケアをおこなうときには、親指の痛みもなくなって、筋肉も正常な緊張を取り戻していました。指先の曲がりもなくなっていて、動かしても「カクン、カクン」という不安定さもありませんでした。

このように、カイロプラクティックは病気を治療するのではなく、「神経のはたらき」を調整することで、私たちの身体本来の「はたらき」を取り戻そうとする自然医療です。

手術や投薬など、西洋医学にしかできないこともありますが、カイロプラクティックによって健康を回復される方々も多くいらっしゃいます。身体の不調でお悩みの方、是非一度ご相談下さい。

国際基準の教育を受けたカイロプラクターは、皆さんの利益を第一に考えて、アドバイスをおこなうことのできる技術を持っています。