続 神経のはたらき

当院では、「身体のはたらき」を評価・検査するために、「筋肉の緊張度」に着目した検査方法を使います。「両側のふくらはぎ」の緊張度に焦点を合わせた、再現性の高いアクティベータ・メソッドの検査法です。

整体院の先生方は、「ほら、左右の脚の長さが違うでしょ。」と、いって、骨盤や首を「ボキボキッ!」と鳴らして、「ほ~ら、同じ長さになったでしょ。」と、「骨格の歪みやズレ(?)」を整えます。

アクティベータ・メソッドでは、「骨格の歪みやズレ」は身体の不調の原因だとは考えていません。「神経のはたらき」に不具合を起こした結果として「身体の不調が起こる。」と、考えています。

ですから、アクティベータ・メソッドによる治療のターゲットは、「いつ、どこに、どのような神経の不具合があるのか?」と、いうことであって、どの骨がズレているのかを治療のターゲットにはしていません。

私達はあまり意識することはありませんが、「身体の外の環境」から「身体の中の環境」を、いつも一定に保つためには「脳・神経系」が一所懸命に働いてくれていることを知らなければいけません。

「脳・神経系」では五感の感覚系と運動系、そして交感神経と副交感神経の自律神経、そして「免疫系」が絶妙のバランスで身体を守ってくれています。

呼吸器系、循環器系、消化器系など、身体には様々なシステムがありますが、「脳・神経系」がすべてをコントロールしている至高ののシステムだということは明かです。

この「神経系のはたらき」が「すぎたり」、「さぼったり」すると身体は「病気」になります。ですから、病気は身体の外からやってくるのではなく、身体の中から起こるということです。

カイロプラクティックは、この「神経のはたらき」に焦点をあてて、自然な方法で「病気の状態」から「健康な状態」に導こうとするナチュラル・ヘルス・ケアということです。