ストレスの影響 その1

「緊張すると下痢をする。」「仕事がハードになると胃を壊す。」「激しい運動を続けた結果、生理が止まる。」このような話を良く耳にしませんか?特に病気があるわけでもないのに、体調を壊したり、内臓の働きが低下したり・・・

私たちの身体は、脳・神経系によって、コントロールされています。その中でも「自律神経」は、心臓の拍動、呼吸、栄養の消化吸収、体温調節など、私たちが生きていく上で必要な働きをコントロールしています。

自律神経には、緊張したときに働く「交感神経」と、リラックスしたときに働く「副交感神経」があります。日中の活動しているときには「交感神経」が優位になり、食後や夜間、身体に必要なエネルギーの供給や身体を修理するときには、「副交感神経」が優位に働くということです。

ところが、現代人の生活は夜遅くまで仕事をしたり、ゲームやパソコンで遊んだりして、睡眠時間をとれなくて、自律神経のスイッチが上手に切り替わらないことが多いようです。

朝に目が覚めても、「寝た気がしない。」「起きた時から肩が凝る。」など、交感神経が常に優位に働き、身体が緊張状態からほぐれない方もあります。

しかし、あるきっかけで副交感神経にスイッチが入って、一気に作動してしまうことがあります。それが、緊張のあまり下痢を起こすというです。

雑誌「Tarzan」参照