右脳と左脳

東京で開催された、アクティベータ・ネットワーク・ジャパンの「臨床研究会」に参加してきました。「アクティベータ・メソッドを応用したスポーツ障害治療」という臨床に直結した内容でした。

大脳半球機能低下に対するアプローチ、筋膜エネルギーの調整法、経絡ブロックの診断と治療法と、これまでのアクティベータ・メソッドだけでは解決できないことを、惜しげもなく公開していただいた菊地先生に感謝です。

特に大脳半球機能低下に対するアプローチは、「目からうろこ」でした。大脳半球というと聞き慣れない言葉ですが、一般的には「右脳」と「左脳」といったほうがおなじみですね。

ほとんどの人の言葉は「左脳」によってコントロールされています。計算などの論理的問題を解くのも左脳の仕事です。興味深いことに記憶違いや、作り話の多くも左脳がもとになっているようです。

全体として、左脳は「論理と秩序」を強く求めている傾向にあるようで、その欲求が強すぎたり、理解できないことがあったりすると、もっともらしい説明をひねり出して対応するらしい。

そんな左脳と違って、右脳はもっとありのままで、真っ正直に物事を伝えてくれる。空間を認識したり、モノに触れたときに、それが何かを分析したりするのが右脳の役割。

視覚情報によって生じる眼球や頭の運動も、右脳の得意分野です。右脳は「芸術的」や「感情的」というふうに知られていますが、実はもっと地に足が着いているようです。

昨日、今日と大脳半球機能低下に対するアプローチを臨床でおこないました。どちらの脳のはたらきが亢進しているのか?また低下しているのか?を、患者さまの症状と照らし合わせると、非常に興味深い結果が得られました。

今年初めて参加した勉強会、とても大きな収穫でした。菊地先生、本当にありがとうございました。菊地先生のオフィスはこちらからどうぞ・・・カイロプラクティック・コンディショニング・ルーム・K