旬の食材 「サンマ」

朝夕は過ごしやすいのですが、まだまだ日中は暑いですねぇ。早朝のジョギングでは、汗のかく量が少し減ってきました。太陽も傾いていて夏の終わりを感じさせてくれますが、それを名残惜しそうにツクツクボウシが鳴いています。

さて、今日は久しぶりに旬の食材をご紹介させていただきます。この時期にはテレビでもたびたび放送されている旬の食材「サンマ」をご紹介させていただきます。

サンマを「秋刀魚」と書くのは、「細い身がキラリと刀のように光る秋の魚」と、いう意味が込められているそうです。

江戸時代から「サンマが出ると按摩が引っ込む」とか「秋のサンマは妊娠中の女性に見せるな」といわれるほど、健康効果と栄養価の高い魚です。

前者は「秋になってサンマが豊富に食卓に出るようになると、夏バテも吹き飛び、肩こりや腰痛がとれる」と言う意味があるようです。

後者は「秋のサンマは栄養がありすぎるので、妊婦には栄養過多になって、かえって身体に良くない。」という警告の意味があるようです。

サンマのタンパク質を構成するアミノ酸は、質・量ともに優れていて、脂肪の80%を占めるEPA、DHA、オレイン酸などが血栓を予防し、脳の働きを高めてくれます。

ビタミンもA、D、E、B12が多く含まれていて、腸でカルシウムとリンの吸収を促進、骨を強くして骨粗鬆症を防ぐビタミンDが豊富に含まれています。

ビタミンB12は血合いに特に多く含まれいて、造血効果が期待できます。少々苦みのある「はらわた」にはビタミンAが豊富で、免疫力のアップや抗がん効果が期待できます。

ビタミンEも多く、末梢の血行を良くして身体を温める他に、不妊症や精子の機能低下の改善に、また老化の予防に役立ちます。

サンマのように高タンパクで低脂肪の魚を直火で焼くと、発癌物質が生成される心配がありますが、ビタミンCがこれを解毒するので、サンマにはレモンや大根おろしを添えると良いですね。

僕は大分の友人から送っていただいた「カボス」をたっぷりかけていただきたいと思います。お腹が減ってきましたので、今日はこの辺で・・・