急激な温度変化vol.2  

夜になると一気に冷え込みますね。明日の大阪柏原市は冬に逆戻りするようですので、どうぞ皆さま体調に合わせた装いでお出かけ下さいませ。

前回は、急激な温度変化の影響で、自律神経のはたらきがアンバランスになると、全身に「血流障害」が起こることをお話ししました。その結果、「手足の冷え」や「各組織に痛みがあらわれる」ことをお話ししました。

今日は、自律神経のはたらきがアンバランスになって、交感神経が強くはたらくと、「排泄・分泌能の低下」によって、出すべきものが出せない状態が起こるということをお話しさせていただいきます。

交感神経が緊張しているときは、臓器や器官の排泄や分泌を調整している「副交感神経」のはたらきがおさえられます。これは、「出すべきものが出せない」ことを意味しています。

出すべきものとしては、便や尿のように排泄されるべき老廃物もあれば、血液中のブドウ糖を取り込むときに必要なインスリンなどのホルモン、食物を分解するときに必要な消化酵素、白血球が相手を倒すときに必要なたんぱく質など、「身体のはたらき」を維持するために必要不可欠な物質も含まれています。

交感神経の緊張では、血流障害による「ためこみ」と、副交感神経が正常に働かないための「排泄・分泌能の低下」と、いう二重苦を招きます。「不要なものを捨てられずに、必要なものは得られない。」と、いう身体にとっては最悪の事態を引き起こします。

このような状態が長期に渡って継続すると、「高血圧」「糖尿病」などの生活習慣病といわれるような病気を招きやすくなりますので、自律神経のバランスを整えることは、健全な身体を維持するためにも重要なことの一つです。

当院では、身体へのアプローチはアクティベータ・メソッドによるカイロプラクティック、心へのアプローチは心身条件反射療法で、誤作動をおこしている脳・神経系のはたらきを整えていきます。