持って生まれた治癒力

早いもので、カイロプラクティックの門を叩いて四半世紀。勉強をはじめた当初より塩川 満章DCのカイロプラクティック哲学で大きな影響を受けて、僕をカイロプラクターとして育てていただきました。今日は、塩川先生の言葉をご紹介させていただきます。

人間には自然に備わった治癒力があり、その力は人間を作り上げたまさにそのものである。作る力も治す力も同じだとすれば、そのエネルギーの伝達力が問題になるわけで、この伝達力は神経を通して身体の隅々を支配している。

私たちカイロプラクターの仕事は、この治癒力が100%働けるような環境を作ることである。決して、カイロプラクターは病気を治すことはできないのである。

人間の病気を治す力と同じように、人間の身体を作り上げる力も、私たちの想像を絶するものがある。間違いなく心臓を、肺を肝臓を作り上げる。それぞれに必要な栄養素も必要に応じて供給している。

人間は生まれてから死ぬまでに、休むことなく機能している。機械のように停止することは許されない。心臓は1分間に72回、呼吸は18回、休むことなく機能している。しかし、人間が作った機械は、時には停止したり機能しなくなってしまう。

これはまさしく偉大なる科学者よりも、人間の機能が勝っているということになる。私たちはもっと自分自身の中にある素晴らしい頭脳を信じるべきであり、病気になった時にはこの偉大な内に秘めた力を信じて行動をおこすべきである。

この偉大な力であり頭脳をカイロプラクターはイネイト・インテリジェンス、先天的知能、持って生まれた治癒力と呼んでいる。この偉大な力が病気を治したり、環境に適応したりしている。

本日来院された方との会話です。

患者さま  「先生のおかげで腰の痛みがなくなりました。」

 僕    「僕が治したのではなくて、○○さんが治したのですよ。」

患者さま  「先生のカイロを受けたからでしょ。」

 僕    「僕はここが上手く働いてないですと、パチン!パチン!しただけですよ。」

カイロプラクティック院ではこのような会話が日常的におこなわれています。

亡くなった師匠からも「人間が人間を治すことなんて、おこがましいことやぁ。私たちのできることは小さいことやけど、そこには大きな力が働いて、身体を治しにかかるんやぁ。」と、言われたことを忘れていません。

僕のできることは微力ですが、カイロプラクティック心身条件反射療法、そして新日本延命医学療法を通して、皆さまの健康管理のお手伝いを一所懸命させていただきます!!