運動不足の悪影響
新型コロナウイルスの
感染拡大防止のための外出自粛。
生命を守るための行動が、
私たちの健康に悪影響も与えている。
歩くことが極端に少なくなったために、
身体を支える力の低下、
血液循環の不良、
脳への刺激減少、
・・・など。
ゆっくり、ジワジワと身体を弱めている。
直近の調査では、
「テレワークに切り替えた会社員は
1日あたりの歩数がおよそ30%減っていて、
中には1日の歩数が70%ほど減って
1日3000歩ほどしか歩いていない。」
というケースもあるという。
厚生労働省が病気の予防として
1日8000歩を推奨しているが、
これでは大幅に下回る数値だ。
外出を控えることで
感染リスクを減らすことはもちろん重要。
しかし・・・
外出自粛による運動不足が、
回復力をむしろ低下させてしまう
としたらどうだろうか。
実際、質のいい睡眠を取ることと並んで、
適度な運動をすることも
回復力を高める働きがあることが、
さまざまな研究から実証されている。
老化は下半身から
「老化は足腰から始まる」というように、
下半身の筋肉が衰えることから始まる。
四足動物も、ほとんどが後足から弱る。
体重が前足に乗っているために、
前足と比べて
後足の筋肉を使っていないからだ。
話をヒトに戻すと、
日頃から身体を動かさないでいると、
筋肉が少なくなる
↓
疲れやすくなる
↓
疲れるから、身体を動かさない
↓
消費カロリーが落ちる
↓
太りやすくなる
というような悪循環にはまる。
2020年5月15日現在、
未だ予断は許されない状況だが、
いくつかの地域を除いて
非常事態宣言が解除された。
非常事態宣言下でも、
日々の健康を維持するために
散歩やウォーキングは推奨されてきた。
しかし、不安と恐怖を過剰にあおる
マスコミの影響で、
「玄関から出てはいけない。」と、
思い込まされた方々が多くみられる。
新型コロナウィルスの情報は、
正しく知って
正しく怖がること。
そして、
自身の健康を第一に守って、
感染の拡大予防に努めることが大切。
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