快適でない状態
東洋医学と現代医学では
それぞれの考え方に基づいて、
「内臓の働き」や「病気の原因」を考える。
現代医学とは異なった考え方ではあるが、
東洋医学が時代遅れであったり、
間違っているというわけではない。
東洋医学には未病という考え方がある。
未病とは
「病までにはいたらず。」
という意味。
これは現代医学にはないユニークな概念。
一般的に、現代医学では、
「病気でなければ健康。
健康でなければ病気。」
という二律背反的に考える。
一方、東洋医学では、
健康の程度には高い状態から
低い状態まであって、
そこが低下すると病気の状態に至る。
というように、連続的な見方をする。
この低い健康状態のことを
「未病」
という言葉で表している。
そして、現代医学、東洋医学にも属さない
もう一つの医学がある。
それが・・・
カイロプラクティック。
現代医学の知識も持ちながら、
薬やメスを使わないで
手の技で
自然治癒力を高める第３の医学。
カイロプラクティックも
未病とよく似た考え方をする。
病気のことを英語で
「disease」（ディズィーズ）
というが、
カイロプラクティックでは
「dis-ease」（ディスーイーズ）
「快適でない」状態から
健康について考えていく。
脳・神経系のはたらき
カイロプラクティックのターゲットは
身体をコントロールしている
脳・神経系のはたらき。
そのはたらきが100％できていると、
最適な状態であるが、
そのはたらきが50％を下まわると、
身体には何らかの症状があらわれる。
より良い健康状態を維持するためにも
辛い症状の有る無しで
カイロプラクティックを受けるのではなく、
神経生理学的に身体を分析して
快適な状態を作ることが大切。
症状があらわれる「disease」ではなく、
快適でない状態「dis-ease」からの解放で
より質の高い健康的な生活を
目指すことが望まれる。
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