脳の強化 其の3

もの忘れ

四十代後半から急増する「脳の老化物質」



脳の機能低下をもたらすのは、


インターネットやSNSだけではない。


四十代後半になると、


私たちの体の中にも変化が起こる。




「テレビに出てくるタレントを見て、

 顔はわかるのに名前が出てこない。」


「冷蔵庫を開けた途端に、

 何をしようしていたのか思い出せない。」




四十代後半の多くの人たちが経験する


「もの忘れ」は、


「脳の老化のサイン」だ。




なぜこうしたことが起こるのか。


それは、四十代後半になると、


それまで脳の中には存在しなかった


「老化物質」が増えてくるから。


健康で元気な人であっても、


神経細胞が老化を始め、


脳の中心部にあって記憶を司る


「海馬」に萎縮がみられることもある。


こうした変化が脳の成長を阻み、


脳の機能を低下させてしまう。



五十代以降にピークになる脳のエリア

前頭前野


その一方・・・


五十代を過ぎてから


成長のピークを迎える脳の部分もある。


それが、脳の前方にある


「超前頭野」と呼ばれる部分。




ここは実行力や判断力を司る部分。


これに、三十代でピークを迎え、


記憶や理解に関係する「超側頭野」、


四十代でピークを迎え、


五感で得た情報をもとに


分析や理解をする「超頭頂野」、


これら三つを合わせて、著者 加藤俊徳氏は


「超脳野(スーパーブレインエリア)」と呼ぶ。


元気なシニア


中でも「超前頭野」は、


八十歳以上の高齢者でも、


元気な人にはあまり萎縮が


みられないだけでなく、


百歳を過ぎても


成長を続けることがわかっている。


また、超前頭野が活発に働く人は、


ストレスに強い耐性がある。




「超前頭野」が発達すると、


本来の実行力や判断力が高まるだけでなく、


人生の経験をもとに


深く理解して考える力や、


人と接することで培ってきた


コミュニケーション力を


生かすことができるようになる。




いうことはつまり、


社会の中で多くの経験を積み重ねてきた


四十代後半から五十代こそ、


「超前頭野」が活発に働くことによって、


難しい話や込み入った事情を理解し、


適切な判断ができるということ。


この世代は、


さまざまな経験や知識に裏打ちされた


思考力や理解力を兼ね備えた個性が、


最も輝く「黄金世代」だともいえる。


つづく

~『45歳から頭が良くなる脳の強化書』から~

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