腰椎分離すべり症

70代の女性が、極度の腰痛で悩んでおられました。病院での診断は「第5腰椎の分離すべり症」と、いうことでした。彼女はこの痛みと40年来のお付き合いでした。
彼女は、何を隠そう僕の母親です。母親の腰痛がきっかけとなり、僕はカイロの世界に飛び込みました。とにかく、つらい腰痛を何とかしてあげたかったのです。
症状は、腰の痛みとお尻の痛みです。ときには太ももの裏側も痛みます。そして、100?も歩けないのです。
専門的な話になりますが、状態は「グレード3」と呼ばれるひどい状態です。レントゲンでみると、「これでよく身体を支えられるなぁ。」って感じです。
これまでガンステッド、トンプソン、ピアーズ、AOT、SOTとありとあらゆる治療を受けてきました。しかし、痛みが緩和するのはその時だけでした。
現在、アクティベータ・メソッドで、定期的メンテナンスをおこなっていますが、母親の口からは「腰が痛い。」という言葉を聞くことはありません。
リアルタイムで「神経のはたらき」をチェックし、「いつ、どこを、どのようにケアするのか?」と、いうカイロプラクティックの原理・原則に則ったアクティベータ・メソッドは、母親から「腰の痛み」を見事に取り去ったのです。
これまではレントゲン画像と、関節の動きを基準に、「骨のズレ」を正すことに専念していました。しかし、カイロプラクティックの本質は、そこではなかったのです。