牡蠣

中国では、 すでに2000年前に編纂された薬物書「 神農本草経」 に、詳細にその効能を記しており、民間薬というよりは明確な形で、牡蠣の薬効を認識していたことがわかります。
400 年前の漢方の古典書「日用食鑑」 には、 膵臓や胃の働きをよくし、 寝汗を止め、 のどの渇きを取り、 二日酔いを防ぎ 、婦人病や精力の回復にも効果大、 肌を美しく、 きめを細やかにするなどなど。
牡蠣の成分でも特に注目しやいのが「 タウリン」です。 タウリンには、 疲労の元凶、乳酸が増えるのを防ぐ力があります。
?コレステロールを分解する胆汁酸の分泌を促すため、血中コレステロールの上昇を抑える働きあります。
また、神経系のトラブル改善や、バランス回復などへも力を発揮します。特に視神経に対しては重要な働きを示し、眼の疲れや、視力の衰えを回復します。
パソコンやOA機器の使い過ぎなど、目を酷使している現代人は、おおいに牡蠣を食べる必要があるといえるでしょう。
またタウリンには、基礎代謝能力を高めたり、ストレスを抑える働きもあります。基礎代謝力が高まれば、体脂肪の燃焼と老廃物の排出も促され、 ダイエットにも効果的です。