春菊

春菊は地中海沿岸地方が原産で、1500年頃に中国経由で日本に渡ってきました。食用としているのは東アジアのみで、ヨーロッパでは観賞用として栽培されています。
カロチンやビタミンCが多く、ガンの予防や肌荒れに有効です。春菊の独特の香りは自律神経に作用し、胃腸の働きを促したり、タンを切って席を鎮める作用があります。
絞り汁は高血圧によるのぼせをとって、血圧を下げる効果があります。その他に捻挫や打撲、しもやけにも有効で、患部に湿布すると効果があります。
また、葉っぱを陰干しして入浴剤にすると、身体を温めて肩こりや腰痛などにも効果があります。
おひたし、ごま和え、鍋物に入れるのが一般的な食べ方ですが、かき揚げやソテーにしても春菊の風味が効いた一品になるでしょう。