画像診断

50代の女性が、両腕の内側のしびれと強い肩こりを訴えて来院されました。これらの症状は以前からあったのですが、2週間前に首が動かなくなって整形外科を受診されたそうです。
整形外科のレントゲン検査で、「首の4番と5番の間にある椎間板がへしゃげてしまっていることが原因で、首が動かなくなっているのです。しびれもそのためです。」とのこと。
専門的になりますが、腕の内側は、胸椎の1番と2番の間にある神経が関係します。首の4番と5番の間にある神経は、腕の内側ではなくて外側に関連します。
本当にその神経のトラブルなのかと反射による検査や筋力検査をしましたが、特にその部分に関わる神経に問題はなさそうでした。
アクティベータ・メソッドによるカイロプラクティック・ケアでも、胸椎の1番と2番に強い反応を示しましたので、アドバンス・ケアをおこないました。
肩こりはその場で改善され、「こんな小さな刺激で何が変わるのかと思いましたが、びっくりです。」と、驚かれていました。
整形外科での画像診断は、患者さまにとっては強烈なインパクトを与えられてしまいます。あたかも、それが症状の原因だと思いこんでしまいます。