足首の捻挫

50代の女性が、左足首の痛みを訴えて来院されました。この2~3日は左の膝関節、足の甲も痛んで、歩くのも困難なご様子でした。
2年ほど前に左足首を捻ったので、整形外科で受診したとのこと。レントゲン検査で「骨に異常はないから、湿布して様子をみましょう。」と、言われたそうです。
「その後、徐々に痛みはひいていったのですが、何か違和感というか不自然な感じが残っていました。そうしたら、最近になって痛み始めたんです。」とのことでした。
コンピュータ・サーモグラフィC-3000では下部腰椎、上部胸椎、上部頚椎で大きな反応を示しました。背中から肩にかけては、慢性的にコリを感じておられるようです。
アクティベータ・メソッドのベーシック・ケアにプラスして、アドバンス・ケアとして膝・足首・足に関わる部位を入念に検査し、調整をおこないました。
ベッドから降りて足踏みをしていただくと、体重のかかり方が大きく変化していることと、痛みがないことに驚かれていました。
「整形外科では、なぜこういうことができないんですか?」と、おっしゃるので、「整形外科では骨を検査していたんです。それは、とても重要なことなんですよ。
カイロプラクティックは骨格を診るのではなく、身体のはたらきを診ます。特に、神経のはたらきを重要視します。アプローチの仕方が違いますから、その効果もちがいますよね。」と、説明しました。
同じ食材を使っていても、「和食」と「フレンチ」ぐらい、調理の仕方や考え方が違うことと似ているかもしれませんね。でも、どちらも「おいしい」ということに変わりはありません。
「整形外科」と「カイロプラクティック」、どちらも「患者さまには、早く良くなっていただきたい」という気持ちは同じです。