肘の痛み

60代女性が、肘の痛み訴えて来院されました。1ヶ月ほど前から痛んでいたそうですが、「放っておいたら良くなるかな。」と、思っていたそうです。
タオルを絞ったり、引き戸を開けるような動作で、肘の内側にズキンとする痛みがあるとのこと。昨日は痛む場所を「揉みまくった」そうです。
肩や肘、そして手首の理学的検査では、肘の関節の動く範囲が狭くなっていました。特に神経学的検査では問題がありませんでした。
コンピュータ・サーモグラフィC-3000では、首と背中のジョイント部分に大きな反応を示していました。
アクティベータ・メソッドで、ベーシック・ケアと肘に関わるアドバンス・ケアを加えて、ケアを終了しました。そして、引き戸を開けるような動作で抵抗を加えても、痛みはありませんでした。
以前より彼女はメンテナンス・ケアとして定期的に通われていたのですが、体調が良かったので来院するのが今日になったそうです。今年に入って初めてのケアでした。
体調が良いということは素晴らしいことですが、その「良い状態を維持すること」は、もっと素晴らしいことだと思います。
当院の患者さまの中には、カイロプラクティック受療歴20年という方々が、少なくとも10人はいらっしゃいます。
その方がたに「今日はいかがですか?」と、お尋ねしますと、「調子いいよ。」や「特に気になるところはありません。」というお答えが帰ってきます。
「では、もっと楽に生活できるようにしていきましょう。」と、メンテナンス・ケアをおこないます。これがカイロプラクティックの素晴らしいところです。
病院で「今日はいかがされました?」と、尋ねられて、「調子いいよ。」や「特に気になるところはありません。」と応えると、「あなたは何をしに来られたの?と、追い返されるでしょう。
カイロプラクティックを受けるのに、痛みが出るまで待つ必要はありません。病気になってからケアを受けるより、「何かおかしいな。」と、感じた時にケアを受けた方が、回復も早く費用も少なくて済みます。