いわし

フリー百科事典「ウィキペディア」によると、「いわし」の語源には2つの説があると書かれています。
・陸揚げ後、すくに弱ってしまう魚であることから、「よわし」→「いわし」。
・ 身分の低い(卑しい)人々の食べ物であったことから、「いやし」→「いわし」。
いわしなどの青魚の脂肪に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)は善玉コレステロールを増やし、DHA(ドコサヘキサエン酸)は脳の血液循環をよくする働きがあります。
成人病予防に有効なタウリンも多く含むイワシの蛋白質に含まれるシスチンは、髪を丈夫 にする働きがあります。
いわしのカルシウム含有量は、100gあたり70mgあり、しかもカルシウムの吸収率を上げるビタミンDも多く含まれていますので、骨や歯の強化、骨粗鬆症を予防するには最適で す。
たっぷり含まれているカルシウムを効果的に取るには、骨ごと食べるのが一番です。小さい子供さんにぜひとも食べさせたい食材のひとつです。
いわしは、ビタミンB2も豊富です。ビタミンB2は成長を促進し、細胞の再生を助けて粘膜を保護する栄養素なので、皮膚や髪の毛、爪の維持などに、目の疲れにも欠かせないものです。
丸干しやシラス干しは大根おろしを添ええるおいしくいただけますし、すまし汁、卵巻、酢の物などに入れたりするのもいいでしょう。
ツミレやスリミはおでん種や鍋物の具にしたりもおいしいですね。煮干は味噌汁や麺汁のダシ取りに使うと、鰹節より濃厚な味が出ます。