首が動かない

20代の女性が、首の痛みを訴えて来院されました。この痛みは、昨日の朝 起きたときから始まり、だんだんと痛みが増してきて、昼頃には左右に動かすこともできなくなったとのことでした。
首の筋肉、そして両肩も硬く盛りあがってしまっていて、少し触れただけでも痛みがありました。首を左右に動かしていただくと、30°も動かないという状態でした。
コンピュータ式サーモグラフィ TyTron C-3000では、首と背中とジョイント部分と、首の上の部分に大きな反応を示していました。
アクティベータ・メソッドによるカイロプラクティック・ケアは、このような患者さまには最も適した方法だといえるでしょう。
なぜなら、アクティベータ・メソッドでは、首を捻ったり、後ろから押したりするわけではなく、無理のない状態でピンポイントの調整が可能だからです。
基本的なケアに加えて首に対するケアをおこなうと、その直後には動かせなかった首が、大きく動くようになりました。これにはご本人も驚いておられました。
当院ではこういう症状でお困りの患者さまが、最近多くなっています。梅雨時期には、思った以上に温度や湿度の変化が大きいものです。
こういった「気候的ストレス」に上手に順応できる身体になっていますと、不快な症状に悩まされることは少ないものです。
しかし、「エアコン」によるコントロールされた部屋で、バナナやグレープフルーツなどの「暑い国で採れた食べ物」や「季節感のない食事」を続けていると、適応能力が低下してきます。
そこに「職場」や「家庭」での様々な「精神的ストレス」が加わることで、「神経のはたらき」は大きく乱されることになり、尚更、自然への順応ができなくなってしまいがちです。
人間も自然の一部ですから、自然に合わせた生活スタイル送ることが大切です。カイロプラクティックは、「自然」と上手に共生できるような身体作りのお手伝いをさせていただきます。