手足の冷え

昔から「手や足が冷えて困る。」という女性は多くみられます。しかし、最近では女性に限った事ではありません。
私たちの身体は、食べ物が持っているエネルギーによって、身体の組織や器官が働いた結果として体温を発します。
体内で最も多くの熱を生み出すところは「筋肉」です。ですから、女性に比べて筋肉の多い男性に「冷え性」は少ないということです。
しかし、最近いらっしゃる男性患者さまは、手足が冷えている方々が多くみられます。「デスクワークの方」や、「精神的ストレス」をたくさん抱えておられる方々にみられます。
そして、「偏った食生活」と「夜更かし」や「暴飲暴食」などの乱れた生活習慣が、全身の血流の悪化に拍車をかけてしまいます。
私たちが精神的または肉体的なストレスを感じると、体内で「アドレナリン」や「ノルアドレナリン」という「ストレスホルモン」が分泌されます。
この「ストレスホルモン」が分泌されますと、血管が収縮して血流を悪化させてしまいます。そして、身体の諸々の器官は正常に働かなくなって「冷え」があらわれます。
・・・つづく