自然に宿る癒す力

先日、奈良県の吉野山で桜を観てきました。今年は例年よりも桜の開花が早く「下千本」は満開で、「中千本」も八部咲きで、ちょうど良い見頃でした。
観光客はあまり入らない場所で、一人の男性が「1本の山桜」を肴に一杯飲んでおられました。大勢でのお花見も良いですが、男一人でのお花見も良いものですね。
今日は前回の続きで、「こころの切り替えスウィッチ」となる「幸せホルモン」を分泌させる方法をご紹介させていただきます。
私たちは自然に親しむことで、知らず知らずのうちに明日への活力となるエネルギーをもらっています。自然には大きな「癒し」の力が備わっています。
日の光や潮風、木の香り、小鳥たちのさえずりなどに「こころ」と「からだ」を浸していると、身体の内側から健康になっていくように感じられます。
「風にざわめく木々の音」や「波の音」など、自然界の音は「フーリエ周波数」といって、私たちが生まれる前に、母親のお腹の中で聞いた音とよく似ているそうです。
これは「こころ」を落ち着かせ、自律神経の安定を助ける音だといわれています。だからこそ、自然に包まれていると、居心地の良い「ゆりかご」に揺られているような気分になるのでしょう。
そして、「癒され」、「こころ」と「からだ」にエネルギーがチャージされていきます。ある木のお医者さんは「私たちの心のふるさとの色は緑です。」と言ったそうです。
「何となく意欲が湧かない。」というときは、神経が疲れていて「リラックスしたいなぁ。」という心の「赤信号」のサインかもしれません。
そんなときには思い切って大自然の中に出かけていって、「緑のシャワー」をたっぷりと浴びたいものです。緑の木々の香りには「こころ」をリラックスさせる成分が含まれていますよ。