師走

お盆を過ぎると「あっ!」と、いう間に「師走」のような気がします。今年の12月は、ポカポカ陽気の小春日和でスタートしました。
街ではクリスマスの飾りと音楽、そしてイルミネーションで気分を盛り上げてくれてはいるのですが、この「暖かさ」がそれを邪魔をしているように感じられます。
この妙な気候のせいもあって、今日は腰痛を訴える方が多くいらっしゃいました。その内の3名の方は、一般的に「ぎっくり腰」と呼ばれるような状態でした。
私たちの身体は筋肉で支えられていて、この筋肉は「神経のはたらき」によってコントロールされています。急激な気候の変化は、「神経のはたらき」を乱してしまいます。
その結果として、腰と骨盤を支える筋肉が過緊張を引き起こし、「魔女の一撃」と言われるような「ぎっくり腰」が始まります。
気候の変化(気候的ストレス)だけが「神経のはたらき」に悪影響を及ぼしているのではありません。「心配事」や「不安」、そして「怒り」などの心理的なことも大きく影響します。
今日の3名の患者さまのケースですと、「引っ越し」の忙しさ、「新しい職場」での不安、「親戚が集まる法要」の緊張などが、あいまって「神経のはたらき」を乱す原因になっていました。
一口に「ぎっくり腰」といえども、その原因はそれぞれ違います。カイロプラクティック・ケアに加えて、メンタル面へのアプローチを必要とされることもあります。
これから何かと忙しくなる季節です。忙しい時ほどしっかりと身体のメンテナンスをして、ご自身の身体をいたわってあげましょう。