百不知百不会

日本中を歓喜させた「なでしこジャパン」、本当にありがとう!「なでしこ」の花言葉は「純愛」。そのほかに「大胆」や「勇敢」という花のイメージからはほど遠い言葉が・・・。でも、「なでしこジャパン」にはぴったりの言葉ですね。

世界で1番になったにも関わらず、自分たちのことよりも、今回の震災で被災された方たちを一番に想う心が、とても素晴らしいと思いました。あなたたちが、本当の「大和撫子」だと思いますm(_ _)m

今日は、「ふっと心がかるくなる 禅の言葉」よりご紹介させていただきます。

百不知百不会 (ひゃくふちひゃくふえ)

どんな分野であれ、その道を究めるのは大変なことです。長い年月を勉強や修行に費やして、ようやくてっぺんまで到達したときの喜びはひとしおでしょう。しかし、そうして苦労して身につけたものにとらわれ、鼻にかけるようでは本物ではありませんね。

超一流の人間に共通するのは、おのれに謙虚でありことです。スポーツ選手あれアーティストであれ職人であれ、頂点に立っている人間ほどおごった態度を取らず、けっしてその才能や技倆(ぎりょう)をひけらかすこともありません。

「百不知百不会」とは、悟りを得ても、まるで何も知らない役立たずの人間のように超然としていること。修行で得た知識や理解したことを抱え込まず、分別を超越し、澄んだ境地にいるということです。

「味噌の味噌くささは上味噌にあらず」というように、正しく熟成されたものはくさみもありません。人も同じなのです。自分の力や知識をひけらかすのは小物のやること。

利口ぶったり、道徳家ぶったりする人間は、そのにおいが鼻につきます。欲も知識も抱え込まず、いつもサラの状態でいましょう。

僕は、ちょっと褒められればいい気になるし、悪口を言われりゃ腹も立つし、まったく修行ができていません。「謙虚であれ。」というのが、これからの課題になりました。