乗り物酔い

30代女性が、乗り物酔いで悩んでおられました。以前よりメンテナンスで来院されていて、カイロプラクティックへの理解も深い方です。
今回、どうしても飛行機に乗らなければならない用事があり、そのことを考えるだけで気分がすぐれなくなります。
「こころ」と「身体」の関係に注目している「心身条件反射療法」について、お話しをさせていただいきいて了解を得てケアを始めました。
「乗り物」→「臭い」→「乗り物酔い」と、いう図式ができあがっているようで、詳細におききしていると、彼女の鼻が詰まってきました。
これは「嫌な臭いを嗅ぎたくない。」と、いう防御反応から現れたことだと推察できます。実際、「乗り物酔い」するときに、この症状が現れるそうです。
治療室のベッド上でイメージしてもらうだけで、その時と同じ症状が現れるということは、それだけ強力な記憶として情報(悪い図式)がインプットされているのです。
心身条件反射療法」で、この「悪い図式」を認識していただいて、うまく適応できるようにケアをおこないました。
先日、再来院されて「乗り物酔いもなく、飛行機の中で食事もできた。」と、嬉しいお話しを聞かせていただきました。経過を見守っていきたいと思います。