腰と脚付け根の痛み

60代女性が、腰と右脚付け根の痛みを訴えて来院されました。遠くにお住まいの息子さんが、当院のこのブログを読まれたのをきっかけに来院されました。
台所での立ち仕事や、座って本を読んだりなど、長時間に渡って同じ姿勢をとっていると、腰が重く痛むそうです。整形外科での診断は「第5腰椎分離すべり症」とのことでした。
コンピュータ・サーモグラフィのC-3000では、腰部のトラブルを示しませんでした。なぜなら、整形外科で言われるような腰椎の問題ではないからです。
どこにトラブルがあるのか?アクティベータ・メソッドで精査してみると、左右の骨盤と上部腰椎に神経トラブルがみられました。
そして、お腹側にある「腸腰筋」に弱さが見られたので、アクティベータによってバランスを整えてその日のケアを終了しました。
本日で3回目の来院でしたが、ご自身でも「腰の重みと右脚付け根の痛みがなくなった。」と、喜んでおられました。
「腰の重い痛み」と「脚の付け根の痛み」の直接要因は、弱い「腸腰筋」のためであって、ご自身が訴えられている「第5腰椎分離すべり症」は何ら関係がありません。
「腸腰筋」をコントロールしている神経に対して、しっかりとカイロプラクティック・ケアをおこなうことが重要です。
そして、「腸腰筋」は精神的ストレスにも深く関与しますので、心身条件反射療法を付け加えることも、これからの計画として考えいきます。