ストレス

昨年、東京へ行く途中の伊丹空港で、「ストレス マネジメント入門」という文庫本を買っていたのに、全然読まないでしまってありました。今日はその一節をご紹介します。

生きている以上、ストレスは存在します。ストレスは人生のスパイスにたとえられますが、スパイスというより、もっと必要不可欠な「塩」のような存在です。
塩はそれだけで食すことはできませんが、肉や野菜といった食材とあいまって味が引き出され、おいしさを楽しむようにストレスも利用の仕方で心の成長を促し、人間関係を豊かにし、生きている実感を与えてくれます。

ここでいうストレスとは「精神的ストレス」のことです。現代人の労働の仕方は、「肉体労働」から「精神労働」または「頭脳労働」に変化していますので、「精神的ストレス」が原因で、身体をコントロールする「神経のはたらき」が不調和を引き起こします。
私たちは「ストレス」にさらされると、それに適応しようとする身体のメカニズムがあって、一時的にそのつらさを感じなくなるときがあります。そのプロセスの中で、多大なエネルギーを消耗します。
このことをこの本では、「心のエネルギーが消耗している状態」と、言います。エネルギーが効率よくチャージされないままストレスにさらされ続ければ、エネルギーは使い果たされてしまいます。
心身条件反射療法(PCRT)では、「精神的ストレス」の原因を究明し、自分自身でそれを解決できるようにお手伝いしていきます。「こころ」と「からだ」のエネルギー・チャージは大切なことです。