オスグッド・シュラッター病
左膝の痛みを訴えて、中学生の男の子が来院されました。
彼はバスケット・ボールの選手で、
2週間ほど前からプレイ中に膝の下が痛み始めたそうです。
押さえると痛みが強くなり、赤くなって突出してきたとのこと。
お母さんに付き添われて、近くの整形外科に行くと、
「オスグッド・シュラッター病ですね。
痛みが引くまではバスケットは禁止!!」との診断。
聞いたことのない病名に驚かれたお母さんが、
インターネットで調べて、当院へご連絡をいただきました。
どんな病気?
小学校高学年~中学生の発育期によく起こるケガです。
膝の構造は、ふとももの前の筋肉は、お皿にくっつきます。
そしてお皿を飛び越えて、膝の下の出っ張った部分にくっつきます。
飛んだり、跳ねたり、ボールを蹴ったりするスポーツでは、
この筋肉が縮んだり伸びたりを繰り返して、
出っ張った部分が強く引っ張られるようになって、
炎症を起こして痛みが出てきます。
病院での治療は
整形外科での治療の方法としては、
痛みが軽減するまでスポーツを禁止します。
そして、痛みが和らぐと、運動前のストレッチと
運動後のアイシングを十分におこなうように指導されます。
痛みはおよそ数ヶ月続きますが、保存的治療でほとんどが改善します。
(日経Goodayより)
スポーツ選手にとって、また中学生にとっても、
何もせずに痛みが引くのを待つのは、それは酷というものです。
こういったスポーツに関わる機能障害の回復に
カイロプラクティックでお手伝いすることはたくさんあります。
まずは、緊張しているふとももの前の筋肉に着目します。
どうして緊張しているのか?
これはスポーツによる使い過ぎではなく、
神経のはたらきのエラーによって、
筋肉を上手にコントロールできなくなったことで、
過剰に負荷がかかってしまったことが問題です。
この神経のはたらきを調整すると、
筋肉の緊張から解き放たれて、
引っ張られていた炎症部分の緊張も自然と和らぎます。
来院された中学生のケースでも、
骨盤周辺と腰に、神経バランスのエラーが見られましたので、
アクティベータ・メソッドによる穏やかな刺激で、
痛みを感じることなく初回の調整を終えました。
院 長 「はい、屈伸運動してみてね。」
中学生 「あれ?痛くない!!」
当院の施療室では、このような会話が日常的です。
オスグッド・シュラッター病で
お悩みのお子さまを持つお母さま、
どうぞお気軽にご相談下さいませ。
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